保育業界で二番目の規模と言われているこどもの森グループ(社会福祉法人じろう会)に対し、介護保育ユニオンが改善を今年7月末に申し入れ、団体交渉を行っています。
組合には、中堅の保育士を中心に加盟しています。
主な要求内容は下記のとおりの当たり前のものです。こどもたちのためにも保育士のためにも安心して働き続けられる環境を作ってほしいというのが、私たちの思いです。
○組合の主な要求事項
1.マタニティーハラスメントをやめること。
組合員のいる園では、保育士の在籍数を確保し、新規園児を得るために、妊娠した保育士の産休を一か月先にするよう求めていました。
このようなことがないよう、求めています。
2.労働基準法違反を是正すること
(1)法定どおりの休憩がとれるようにしてください。
(2)持ち帰り残業をなくしてください。
(3)タイムカード等を導入して、労働時間を正確に把握し、賃金に反映させてください。
(4)未払い賃金を支払ってください
3.製作で使用する教材や文房具(ボールペンや修正テープなど)、デジタルカメラなどを会社負担でそろえてください。
4.2か月前に申し入れるとされている退職を法律通り2週間前でも認めてください。
5.保育の質を確保すること
(1) 朝、夕なども、子どもの人数に対して十分な保育士の人数を確保してください。
(2) 本来は別室で保育しなければならない一時保育を各クラスに入れて保育している点を改善してください。
○保育士の組合に誠実に向き合わないこどもの森グループ(じろう会)
こどもの森グループは、組合の団体交渉に誠実に応じようとしません。<労働組合には団体交渉権があり、使用者は団体交渉に誠実に応じる義務があります。法人の組合に対する対応は次の通りで、法令に違反しているだけでなく、非常識極まりないものです。保育園を支えている現場の人間をもっと大事にすべきです。
・申入書を手渡しではうけとれない、と頑なな態度をとった。
組合が本部に申入書を手渡しに行った際、法人は頑なに申入書を受け取ることを拒否しました。その理由は、「責任者がおらず、自分たちが受け取っても書面をなくしてしまう可能性があるから」「確実に受け取った記録をのこさなければならないから」などとても考えられないものでした(最終的には組合の説得でファックス、郵送で受け取り)。
・回答期限を一方的に伸ばした。組合は一部回答でも構わない、としたがまともな回答が得られなかった。
・園内で園長が保育士らに対し、「(組合は)どういう人たちか知ってる?」「気を付けたほうがいい」「ビラまきは私が阻止する」などと発言し、組合活動を執拗に妨害しました(労働組合法違反)。
○こどもの森グループで働く保育士、園長のみなさん、一緒に改善を求めましょう。
こどもの森グループ内では未払い残業や休憩時間が取れないなどの労働基準法違反があります。そればかりでなく、過度の採用ノルマや、退職を申し出る時期(保育士は2か月前、園長は一年以上前)など保育士や園長を過度に締め付ける環境があります。違法な状態は直ぐになくさせることができます。みなさんの園の様子を教えてください。
相談は無料、秘密は厳守いたします。
まずはお気軽にご連絡ください。
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