介護・保育・福祉業界で働く人の労働相談を受け付け、職場の改善をサポートする労働組合です。

証拠の集め方

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未払い残業代は、「証拠」があれば、簡単に取り返せます。

 出退勤時間を毎日メモするだけでも、タイムカードのコピーでも、立派な証拠になります。証拠があれば、労働基準監督署、労働組合、裁判などどんな方法でも、未払い残業代の額を証明でき、取り戻すことができます。

メモは細かいほどに信ぴょう性を増します。

 出退勤時間だけでなく、何時から何時までどんな作業をしていたのか、だれからどんなことを言われたのかなど、メモが詳細であるほど法的に有利な証拠になります。

『しごとダイアリー2』~未払い賃金請求のための最適ツール~
 NPO法人POSSEが出版している『しごとダイアリー2』は、説明通りにメモするだけで法的証拠になる手帳です。記載例と労働法の解説付きです。

 
〈使用例〉
➊介護事業所に勤めるスタッフAさんの1日
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【左ページ】出退勤時刻、仕事内容などをメモ
①始業前に業務(着替え、掃除、車の準備など)を行っていれば、それは労働時間に含まれます。
②昼休みは1時間取得しないといけません(8時間を超える勤務の場合)。取れていない分は賃金を請求できます。
③残業代は「1分単位」で払わないと違法です。
 
【右ページ】仕事をしながら感じたことなどを自由に書き込めます
④このような人格否定はパワハラです。
⑤一定の手当以上に残業代を払わない会社は多いですが違法のケースがほとんどです。
⑥メモに加えてデジタルデータも残しましょう。

 
❷保育所に勤めるスタッフBさんの場合
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⑦休憩中に業務を行っていれば、賃金を請求することができます。
⑧持ち帰り残業も会社から命じられたものであれば、残業代の支給対象となる場合があります。また、会社は従業員の仕事が遅いなどの理由で残業代を未払いにすることはできません。

残業代請求の際に役立つ証拠
 未払い残業代を請求するには、賃金不払いの事実関係を証明するための客観的な証拠が必要です。日頃から関係書類を保管しておき、自分でメモや記録を取るようにしておきましょう。

 
労働条件を確認できるもの
・求人票
・会社説明会の資料
・面接時の録音
・雇用契約書、労働条件通知書
・就業規則

給与金額がわかるもの
・給与明細

労働時間の証拠
・メモ→出退勤時間、休憩時間、行った業務などを記録します。上記『しごとダイアリー2』を参照。
・タイムカードのコピー、勤退管理システムの記録
・出退勤表、業務日報、シフト表
・パソコンのログ
・電話、メールの履歴
・SNS(LINE、Twitter、facebook等)

相談無料 平日17~21時/日祝13~17時(水曜・土曜休み) TEL 03-6804-7650 ※団体交渉・取材関係は下記の事務局の番号にお願いします。

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