〇組合との約束を守らず、子どもの安全をないがしろにする「なとりおひさま園」
 私たち介護・保育ユニオンは、なとりおひさま保育園の労働環境・保育の質の改善を目指して、2017年8月以来、何度も労使交渉を重ねてきました。
 今年4月には、未払い残業代の支払いや求人詐欺の是正、子どもを危険にさらす問題保育士を指導していくことなどで合意しました。ところが、合意事項を園が履行しない、休日出勤手当を適切に支払わないなど問題がその後も噴出しました。
 一番の問題は、子どもの午睡中に居眠りをするなど、子どもの安全にかかわる問題を起こしていた、2人の保育士を、園長が特別にひいきしていたことです。園長は、私たちと約束した危険な保育士への指導を実行しないどころか、2人をかばうばかりで、改善を進めようとしません。私たちは、現場でフォローを続けてきましたが、それにも限界があります過去のブログも参照)。

〇頑なな態度を変えない園長
 改善が全く進まない原因は、明らかに園長です。園では、園長の意見がすべてです。そして園長は何をするにも自分が絶対。園長は、私たち組合にも同じ態度を貫きました。私たちとの改善の合意を反故にし(例えば、午睡中の昼寝防止のタイマーを持たせると約束したのに持たせないなど)、一切の態度を変えることがありませんでした。このままでは保育環境は改善されません。ゆえに、園長の退任まで求めました。しかし、それは聞き入れられませんでした。

〇「改善か、退職か?」、私たちは園につきつけました。保護者からも同時に園の改善を求める声
 何をいっても、どんな行動をとっても私たちの声に耳を傾けることさえしない園の中で、私たちが自身が壊れてしまう直前にまで追い詰められました。しかし、園長をこのままに働き続けることはとてもできません。
 そこで私たちは、園に再度改善を求めるとともに、改善がなされないのであれば辞職するつもりだ、と園に通告しました。

 私たちの深刻な実情を知った保護者たちも、園に対して抗議の声を上げました。10月12日には保護者説明会が開催されましたが、園長自身は体調不良という理由で参加しませんでした。その場では問題のある保育士らの改善や辞めざるを得なくなった保育士への仕打ちに対して、保護者からも怒りの声があがりました。

 保護者を目の前にしながら、園側は、私たち組合員の保育士は「引き止めるに値しないから」と発言しました。保護者からは、園としての問題がいくつもあっても「信頼できる保育士らがいたからこそ安心できていた」と声が上がりましたが、それでも園側は私たちの要求を認めるようなことはしませんでした。
 子どもの安全をないがしろにしても、会社にたてつくような保育士なんていらない、という園の態度表明です。

〇私たちは、なとりおひさま園を去りますが、これからも保育士を続けていきます
 こうした思いで、私たちは苦渋の思いで、なとりおひさま園を去ります。そんな私たちに対し、保護者のみなさんがかけてくださった「これまでありがとう」という言葉は本当にうれしいものでした。一緒に闘ってくれた保護者の皆さんには、心からお礼を申し上げたいと思います。
 なとりおひさま保育園は、現在も問題は大きく変わっておらず、保護者らが抗議の声を上げ続けています。こうした事態にまで紛争を拡大したことを真摯に受け止め、一日も早く改善してほしいです。なとりおひさま園はいま、来年度は新しい認可保育園を開設しようとしています。改善するまで新しい園を開設しないでほしいです。

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